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脂漏性角化症とは?

 
脂漏性角化症とは?
 
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、老人性イボとも呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。
特に太陽光の当たりやすい顔や首、手足の甲などにできやすいですが、手のひら、足の裏以外の全身のどこにでもできます
色調は肌色~褐色、黒褐色まで様々です。大きさは数ミリ~数センチとまちまちで、表面はカサカサして硬く盛り上がっていることが多いです。最初はシミだったものが、時間がたつにつれて盛り上がり、脂漏性角化症となることもあります。一般的に平坦なシミを老人性色素斑、盛り上がったシミを脂漏性角化症と呼んでいます。
放置した場合は、自然に消えることはなく加齢とともに増大してきます。時々痒みを感じることもあります。悪性化するリスクは通常の皮膚と変わりはありません
 
脂漏性角化症の原因は、長期間にわたり紫外線を浴び続けることで、表皮の基底細胞と有棘細胞が異常増殖し引き起こされることとされています。
 
脂漏性角化症の治療
当院では①液体窒素を用いた冷凍凝固療法、②炭酸ガスレーザーによる焼灼を行っています。
 
①液体窒素を用いた冷凍凝固療法
最も一般的に行われている治療で、液体窒素と呼ばれる-196℃の液体を綿棒やスプレーを用いてイボの部分に当てて凍結させます。治療の際には痛みを伴いますが数日で改善することが多いです。治療後は洗顔、入浴等の日常生活の制限はありません。ガーゼや絆創膏などで保護する必要もありませんが、治療後に水ぶくれやびらん、血豆などになる場合もあるため必要に応じて保護することもあります。2、3週間ほどでイボが取れてくることが多いですが、1度の治療でイボが取れない場合は2週間程度の時間をあけて治療を継続します。治療後には液体窒素を当てた部分がしばらくの間茶色く色素沈着になることもあります。
 
液体窒素療法は、費用を抑えたい方、ダウンタイムが気になる方、気軽に治療をしたい方にお勧めな治療です。
注意点としては、副作用で色素沈着が起こるので顔や首などの目立つ部分に多数のイボが出来てしまった方で見た目が気になる場合、炭酸ガスレーザーによる焼灼をご提案させていただくこともあります。
 
②炭酸ガスレーザーによる焼灼
炭酸ガスレーザーを用いて、イボを削り取る治療法です。削り取る際には表面麻酔を使用するため、施術時の痛みはほとんどないか、少ないです。施術後は軟膏塗布、テープ保護を約1週間継続します。傷跡がほかの方法より比較的きれいなのが利点です。
 
炭酸ガスレーザーによる焼灼は、何度も通院することが難しい方、美容的な面できれいに治したい方にお勧めな治療です。
 
患者様に応じて最適な治療方法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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