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粉瘤について

粉瘤について
 

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の内側にできる袋状の構造物に古い角質や皮脂が溜まって作られる皮膚の良性腫瘍です。身体中どこにでもできますが、特に、顔や首、背中、耳の後ろなどに出来やすい傾向があります。

一般的に、粉瘤は良性の腫瘍で、悪性化することはほとんどありません。しかし、細菌が侵入して感すると炎症を引き起こし、その結果、赤く腫れたり膿が出たりすることがあります。この状態を「炎症性粉瘤」と呼びます。
細菌が侵入する原因としては、何らかの外的刺激により粉瘤の皮膚開口部から細菌が入ることが多いです。

治療としては、粉瘤は良性腫瘍なので炎症を起こしていなければ経過観察することも多いですが、徐々に大きくなり炎症を起こすことも多いため腫瘍を完全に摘出することもあります。細菌感染し炎症を起こした場合は、切れ目を作って膿を出す処置を行ったり、抗生物質を処方します。

皮膚科では粉瘤はよく見られるできものです。皮膚に気になるできものがあればお気軽にご相談くださいね。

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