毎年つらい花粉症…「舌下免疫療法」という選択肢をご存じですか?
毎年春になると、
「くしゃみや鼻水が止まらない」
「鼻づまりで夜もぐっすり眠れない」
「目がかゆくてつらい」
「薬を飲んでも症状がすっきりしない」
そんなお悩みで受診される患者さまが増えてきます。
実は、私自身も重度の花粉症があり、毎年この季節のつらさを身をもって感じています。
診療中にも患者さまと
「本当につらいですよね」
とお話しすることがありますが、これは医師としてだけではなく、花粉症に悩む一人としての実感でもあります。
「毎年お薬を飲んで、花粉の季節が過ぎるのを待つしかないのかな…」
私自身もそんなふうに感じてきました。
でも、花粉症には症状が出たときにお薬で抑えるだけでなく、アレルギーそのものに働きかけ、長期的な改善を目指す治療があります。
それが、**「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」**です。
当院でも、スギ花粉症・ダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を行っています。
🌿 舌下免疫療法ってどんな治療?
「免疫療法」と聞くと、少し難しそうに感じますよね。
でも治療方法は意外とシンプルです。
アレルギーの原因となるスギ花粉やダニの成分を含んだお薬を、1日1回、舌の下に置いて服用します。
ごく少量のアレルゲンを毎日少しずつ体に取り入れ、時間をかけて体を慣らしていく治療です。
一般的な花粉症のお薬が「今ある症状を抑える」ことを目的としているのに対し、舌下免疫療法はアレルギー反応そのものを和らげ、長期的な改善を目指すところが大きな特徴です。
🌸 舌下免疫療法のいいところ
私がこの治療の大きなメリットだと思うのは、「毎年、薬で何とか乗り切る」以外の選択肢があることです。
治療を続けることで、
・くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状の軽減
・花粉症の時期に使用するお薬を減らせる可能性
・花粉シーズンを以前より楽に過ごせる可能性
などが期待できます。
もちろん、すべての方の花粉症が完全になくなるわけではなく、効果には個人差があります。
それでも私自身、花粉症のつらさがよく分かるからこそ、毎年強い症状に悩まされている方には、ぜひ知っていただきたい治療のひとつだと思っています。
🌲 花粉症が落ち着いている「今」が治療を考えるタイミング
スギ花粉症の舌下免疫療法は、スギ花粉が飛散している時期には新しく治療を開始できません。
そのため、
「花粉症がつらくなってから考える」のではなく、症状が落ち着いている時期に次の春の準備をする
というのがポイントです。
花粉症のことを忘れている時期こそ、実は治療について考える良いタイミングなんです。
🌸 来年の春を、今年より少しでも快適に
毎年花粉症に悩んでいると、春が近づくだけで少し憂うつになりますよね。
私自身も重度の花粉症なので、そのお気持ちはとてもよく分かります。
「今年も仕方がない」と毎年繰り返すだけではなく、これから先の花粉シーズンを少しでも楽に過ごせるように、一緒に対策を考えてみませんか?
「私も舌下免疫療法ができる?」
「まずはアレルギー検査だけ受けてみたい」
そんなご相談でも大丈夫です。
同じ花粉症に悩む一人として、少しでも快適に春を迎えられるお手伝いができればと思っています。
どうぞお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
工藤クリニック 副院長
