水痘
水痘(すいとう)は、一般的に「みずぼうそう」として知られる、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。非常に感染力が強く、空気感染や接触感染によって広がります。主な症状は発疹で、最初は小さな赤い斑点として現れ、次第に水疱へと変化します。水疱はかゆみを伴い、破れてかさぶたになります。発疹は全身に広がることが多く、発熱や倦怠感を伴うこともあります。水痘は、多くの場合、自然に治癒しますが、まれに肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。特に、免疫力が低下している人や妊婦は重症化しやすいので注意が必要です。
水痘ワクチンについて
効果
予防効果:
- 1回接種:重症水痘の予防効果は約85%、軽症を含めた全体の予防効果は約70%
- 2回接種:予防効果は95%以上に向上
- 接種後に感染しても軽症で済むことが多い(発熱が軽い、発疹数が少ない)
効果持続期間:
- 長期間(20年以上)の免疫が期待できます
- 2回接種により、より確実で持続的な免疫が獲得されます
副反応
よくある副反応(軽度):
- 接種部位の発赤、腫れ、痛み
- 軽度の発熱
- 接種後2-3週間に軽い発疹が出現することがある(5-10%程度)
まれな副反応:
- 高熱
- 重篤なアレルギー反応(極めてまれ)
- 血小板減少性紫斑病(非常にまれ)
接種時期
定期接種(小児):
- 1回目:生後12-15か月
- 2回目:1回目から3か月以上の間隔をあけて生後12-36か月の間
- 標準的には1回目から6-12か月後に2回目を接種
任意接種:
- 定期接種対象外の年齢でも接種可能
- 成人で水痘に罹患したことがない方
- 妊娠を希望する女性(妊娠前に接種)
接種できない方
- 妊娠中の方
- 免疫機能に異常のある方
- 急性疾患にかかっている方
- ワクチン成分にアレルギーのある方
その他の重要なポイント
帯状疱疹予防効果: 水痘ワクチンは将来の帯状疱疹発症リスクも軽減します。
集団生活前の接種: 保育園や幼稚園入園前の接種が特に推奨されます。
費用
定期予防接種の場合:
- 対象年齢内(生後12か月から36か月未満)での接種は無料
対象者:
- さいたま市に住民登録がある生後12か月から36か月未満の児
- 1回目:生後12-15か月
- 2回目:1回目から3か月以上の間隔をあけて生後36か月まで
任意接種の場合:
- 定期接種の対象年齢を過ぎた場合は7,700円(税込)となります
注意事項:
- 接種前に予診票の準備が必要です
- 母子健康手帳の持参が必要です
さいたま市の予防接種について詳しくは下記を参照お願いします。
水痘についてのよくある質問
Q1. 水痘は大人もかかりますか?
A1. はい、大人も水痘にかかります。小児期に水痘にかかったことがない場合、大人になってから水痘にかかると、症状が重くなることがあります。
Q2. 水痘の予防接種はありますか?
A2. はい、水痘の予防接種があります。水痘ワクチンは、生ワクチンであり、1歳以上のお子さんに接種できます。2回の接種が推奨されており、1回目の接種後、3ヶ月以上あけて2回目の接種を行います。水痘ワクチンは、水痘の感染を予防するだけでなく、重症化を防ぐ効果もあります。当院では水痘ワクチンの接種を行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。料金は、1回あたり●●円です。
Q3. 水痘にかかった後、帯状疱疹になることはありますか?
A3. はい、水痘にかかった後、水痘・帯状疱疹ウイルスは神経細胞に潜伏し、免疫力が低下した際に帯状疱疹として再活性化することがあります。帯状疱疹は、水痘とは異なり、体の片側に神経痛を伴う水疱が現れます。帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象とした帯状疱疹ワクチンがあります。
院長より
水痘は「かかって当然」の病気ではありません。安全で効果的なワクチンで、大切なお子さまとご家族の健康を守りましょう。接種についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
