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アタマジラミ症とは

アタマジラミ症とは

 
シラミという寄生虫が毛髪に棲みつくことで発症する疾患です。小学校低学年までの生徒や園児に多く、保育園での枕の共用によって集団感染することもあります。症状としては、頭部、特に後頭部や側頭部に痒みが強く、頭髪に白い点々(シラミの虫卵)が付着します。虫卵は顕微鏡で見ると診断できます。よく探すと2~4mmの虫が見つかる場合もあります。放置していると頭皮に赤みや湿疹様症状が加わってきます。
治療には保険適応の薬はないため、市販のスミスリンパウダーもしくはスミスリンシャンプーを使用します。パウダーは頭部に均等に散布し、1時間ほど放置後洗髪、もしくはこのシャンプーを塗布し5分間ほど放置してから洗髪します。これを1日1回、2日間隔で4~5回繰り返しますこの作業は薬剤が虫卵に対しては効果がないため卵が孵化するまでに時間がかかるためです。また、付着した虫卵は目の細かいクシですき取るか、虫卵のついた毛を切ってしまう必要があります。家族内でうつし合うことも多いので家族全員で治療する必要があります。頭のかゆみ、フケが最近増えて変だなと思ったらお気軽に受診してみてくださいね。
 
 
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